相続

ギャラリーフェクという漫画で、有名な画伯が急遽して膨大な未発表作品を相続した息子たちが、相続税を払いきれずに作品を破棄しようとする話を読んだことがあります。

作品が高額な上にたくさんのコレクションであったために、それを引き継げる美術館もすぐには見つからずサラリーマンでは到底支払いきれない税金が発生するというお話でした。

相続と聞くと「大きな額のお金を引き継ぐ」という事だけをイメージしがちですが、すぐには現金にならないもの、例えば上記の美術品や家屋敷などそう言ったものの場合、素人考えで突然引き継いで驚くような事になるという話は何となく分かっていました。

祖父が無くなって、愛知県内の山林といくつかの土地が父に相続されることになり、ふとこの話を思い出したのですが特に私には連絡が無かったので、滞りなく手続きをしているんだなと思っていましたが、先日兄に電話したところ父がそのあたりの知識に無頓着で、兄が確認したところ、かなり大変だったようです。

最終的に司法書士を名古屋で探して、手続きをしてもらったそうです。

兄の場合、後々には自分のところに来る財産なわけですから、走り回って当然かと思いましたが、この年になって父も意外に抜けているなとそう思ったときに、いつも母に「仕事以外は本当にダメな人w」と茶化されていた意味が分かったような気がしました。

司法書士という専門家について、今まで知らなかった事が多かったので今回の出来事を父や親せきから色々を聞きました。

それまでは単に、司法書士と言えば不動産登記や債務整理の書類を書いてもらうという事以外に仕事の内容を考えたこともありませんでしたし、登記についても友人夫婦がマイホームを購入した時に利用したと聞いて、「あーそうなんだ。」と思ったことがある程度です。

しかし実際は、相続に関する事だけでもその業務はかなり幅広く、今後どんなシーンで専門家になにを依頼すればよいのかと言う事を知る良い機会になったと思っています。

相続と言う事についても、特に物品と言う目に見えるもの以外の財産が有った場合は、「どうすればよいのだろう??」と言う事が往々にしてあると思います。

ネットで相続に関する事を調べてみると、やはり問題が多いのが昭和の時代の不動産(土地など)で、所有者が故人のままになっているものがあり、それをどう手続して現在の相続人の名義にするのか、放っておくとそれはどうなるのかなど、素人では全く対応の使用が無い難しい手続きがある事を知りました。

もちろん名義を変更しなければ、たとえ固定資産税を払っていてもその不動産をどうする事も出来ないということなのだそうです。

ちょっと疑問に思ったのは、もし個人が持っていた土地などで、完全に忘れ去られていて1~2世代経過してしまった場合はどうなるのだろうかと思いました。

母方の実家はかなり田舎の方なので、山林などで親族でも把握しきれていないものがあるそうです。

倉を開けて、権利書を探してと言うのは相当な骨の折れる作業ですから、何か問題が起きない限りは放っておかれているのです。

調べてみると昭和22年5月2日以前に発生した相続は、家督相続制度が有効だったので、長男、跡取りに当たる人が自動的に相続したものとみなされるので簡単だったらしいのですが、現在の場合均分相続制度というものに従って権利のある人全員で協議して認められなくてはいけないようです。

これは、その父の価値によっては新たなトラブルの種になるような気がして厄介ですね。