あこがれていた先輩の趣味

今からもうかなり昔、高校生の時に、アマチュア無線の免許をとりました。

免許をとろうと思った動機はとても単純なものでした。

当時あこがれていた先輩が無線をやっていると聞き、同じく家族で無線をやっていた友達に触発されたからです。

それまで私の周りに無線をやっている人もおらず、無線のことについては全く知りませんでした。

でも自分が無線をとれば、あこがれの先輩とも交信ができるかもしれないと淡い期待を抱き、友人に教えてもらいながら、無線の資格試験の勉強をしました。

その先輩に憧れていたのは私だけでなく、けっこうミーハーでアイドル的な扱いをしていたので、他の友人も誘って、みんなで無線の勉強をしました。

夏休みを無線の勉強に費やし、全員、見事合格しました。

しかし、資格はとったものの無線機を買うお金もなく、実際にやったこともないのでどうすることもできず、資格は無駄におわりました。

一度同じ理由で免許を受けた友人が受信機で先輩の放送を受信していて、夏休みに遊びに行ったときに一緒に受信して、なぜかそのことを電話で先輩に報告して笑われたのが良い思い出です。

当時は携帯電話も、インターネットもなく、他人と通信する手立てはあまりなかったので、動機は不純ですが、無線での交信に何かロマンチックな気持ちを抱いていました。

なにせ憧れの人の声が、電波に乗って飛んでくるのを周波数を知っている私達がキャッチして聞くという、今では考えられないほど淡くてなんと一方通行なアプローチだったのだろうかと…(笑)

なんとその先輩が、取引先の会社に勤めていて、再開した時にまだアマチュア無線をやっていると言っていました。

インターネットで無線機買取りをしている会社を教えてほしいと言われて、検索してリストを送りました。

また、その取引会社の夏祭りの手伝いに駆り出されたときに、会場ではハンディー無線機とトランシーバーを使ってスタッフが交信していました。

今は携帯がありますが、場所の離れた複数のスタッフとリアルタイムで会話をするという用途では今でも無線以上の使い勝手の良さがある更新手段はありません。

もっとも免許の要らないトランシーバーというのは、強力なものでも数百メートル(建物が無い場所でも1キロ行けばいい方)以内という出力に定められています。

ただ、先輩と会場の入口で受付を手伝う私と本部の先輩でやり取りをしていて、亜rから10年近くが経過してようやく無線交信をしたんだなと思うとなんだかおかしくなってしまいました。

私は免許を持っているのに結局当時は自分で無線機を購入する事も無く、社会人になってようやく先輩と電波で会話をしたという事が良く考えてみるとかなり不思議な事だったからです。

まあ、それほど当時の私はミーハーな人だったんだなとその時はじめて反省したのも事実です。

これを機会に、よく連絡を取るようになったので、縁というのは不思議なものだなと思いました。

そのことを当時一緒に受信機で先輩の放送を聞いた友人にメールをしたらすごい悔しがっていました。

まあ、その人も今は結婚して家庭があるんですが、無線の話で気持ちが若返っtンでしょうね(笑)